INC使用PT(ニョロトノキングドラ軸偽装雨)


ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 備考
ニョロトノ ハイドロポンプ 冷凍ビーム 滅びの歌 守る 水のジュエル あめふらし
キングドラ ハイドロポンプ 濁流 流星群 冷凍ビーム こだわりスカーフ すいすい
カポエラー インファイト 猫だまし フェイント ストーンエッジ 格闘ジュエル 威嚇
シャンデラ 熱風 シャドーボール トリックルーム 守る 気合のタスキ 貰い火
ナットレイ パワーウィップ ジャイロボール 宿り木のタネ 守る ヨプの実     
ラティオス 流星群 サイコショック トリック こだわりメガネ     

INCとMDCで使用したPT。
INCではレート最終レート1713。
MDCでは準優勝をすることが出来ました。


PT経緯
 INCを前に、使いたいPTもなかったので過去に作ったPTを掘り起こして使うことに。バンギドリュなども使おうか迷いましたが、レートでも戦えていたhttp://d.hatena.ne.jp/pokemonWCS/20121102/1351860874を現環境に対応させることにしました。まず最初に変更したのはボルトロスの枠で、最近は霊獣ボルトロスが環境に現れ始め、このPTに恐ろしく刺さっていたので対策しないとまずいと感じ、上から叩けるラティオスに変更しました。そして、その次に気ななったことはシャンデラの素早さでした。今まではトリルしない展開も考えて実数値108のシャンデラを使っていたのですが、最近はS実数値114のメタグロスを見るようになり、相手メタグロスを見ただけでトリックルームを使用するのをためらってしまうことがあったので、思い切って最遅にまでSを落としました。これにより、最遅クレセリアよりも遅くなったので結果的に対スイッチに厚くなりました。シャンデラを最遅にしたことでトリックルームに依存しやすくなったのでカポエラーニョロトノの型を変更しました。最後に、キングドラですが、選出するのは相手の雨に対してだけとある程度決めたので、相手の雨グドラに勝てるハバンとスカーフが候補に挙がりましたが、火力をとってスカーフを持たせました。

PT解説
 ニョロトノキングドラを軸とした雨構築と呼ばれるものである。だが、このPTはニョロトノキングドラを積極的に選出するのではなく、ニョロトノキングドラを見せる事によって出てくるポケモンを取り巻きで倒すということ意識してPT構築をした。
 ニョロトノキングドラがいることによって出てくるバンギ、ノオー、キュウコン、高耐久水タイプ、眼鏡電気、タスキドラゴンに対して、取り巻きのカポシャンラティナットで処理していくことが主な勝ち筋である。そして、最近の雨対策である、バンギラス+ラティオス、電気のジュエル水ロトム+タスキドラゴンのような先発にも、カポエラー+ラティオスと投げることで比較的こちらが有利な状態で対戦を進める事が出来ます。

個別解説

ニョロトノ

個体値 31-x-31-31-31-0
配分 HC252 B4 冷静
採用理由 軸なので特になし
役割 トリル下でのアタッカー
ハイドロポンプ 命中不安定ですが威力重視
冷凍ビーム 対ドラゴンや草に刺さるので
滅びの歌 ナットレイとの相性の良さから
守る 安定技。滅びとのシナジー
水のジュエル 一発の威力を上げたいため

 ほとんど選出することはありませんが、選出した時にはジュエルハイドロポンプをあててもらって相手を1体落とすことを目標とします。滅びの歌の強さは書かなくてもわかると思いますが、トリル張ってジュエルハイドロポンプとなにかで相手を2体落とせばその時点で逃げるだけで勝つことが出来るのは読みあいをなくすという意味でもすごく大きいです。ナットレイは全ポケモンの中でも極めて鈍速なほうなので、2-2から滅びの歌で勝つこともよくありました。滅びは単純にラッキー系統にも強くなれるのが便利ですね。

キングドラ

個体値 31-x-31-31-31-31
配分 CS252 H4 控え目
採用理由 軸なので特になし
役割 対雨ミラー
ハイドロポンプ 雨降っていない時のメインウエポン
濁流 便利な全体技 雨がないと火力不足
流星群 メインウエポン
冷凍ビーム 対ドラゴン、草
こだわりスカーフ キングドラ同士の対面で先制するため

 このポケモンはこのPTの中で一番選出しないので特に解説することもないのですが、ナットレイがいることでもともと対雨は厚いのでもっと他の型でもいいのかなとは思いました。

カポエラー

個体値 31-31-31-x-31-31
配分 H252 A212 BD4 S36
採用理由 対バンギノオー
役割 トリル下でのアタッカー、ラティシャンデラの補助
インファイト メインウエポン
猫だまし 補助技
フェイント トリル下での補助、安定した先制技
ストーンエッジ 対炎(特にウルガ)
格闘ジュエル バンギラスを一撃で狩りたいため

 元々は眼鏡流星耐えの個体をしていたのですが、トリル中心の戦い方になるということで思い切ってAをあげました。(とあるブログに乗っていた配分がちょうどよかったのでパクりました。)手助けだった枠は、眼鏡ラティオスは手助けがなくても単体で十分な火力を出せるのでニョログドラを選出しない分処理がもたつくウルガモスをはじめとした炎に刺さるストーンエッジを採用。ストーンエッジウルガモスを落とせたから勝てた試合もたくさんあるのでこの変更は正解だったと思っています。フェイントは他の技に変えられるかもしれませんが自分の中ではかなり気に入っています。

シャンデラ

個体値 31-x-31-31-31-0
配分 HC252 余りBかD 冷静
採用理由 対霰、クレセ、草
役割 トリル起動役+アタッカー
熱風 全体技のメインウエポン
シャドーボール メインウエポン
トリックルーム トリル返ししたり状況に応じて使用したり
守る 安定技
気合のタスキ 多少強引に動かしたいことが割とあったので

 PT経緯のところでほとんど書いたと思いますが、対クレセ入りのスタンに対してはこのポケモンがものすごく刺さるので、苦手なバンギラスや水ロトムをカポナットで処理していかに動かしやすくするかが大事になると思います。もちろん、相手もそう簡単に落としてくれないので保険としての気合のタスキを持たせています。本当なら催眠対策のラムとか持たせたいですね。

ナットレイ

個体値 31-31-31-x-31-0
配分 HA252 B4 勇敢
採用理由 ニョログドラとの相性の良さから 対トドン等
役割 トリル下でのアタッカー フィニッシャー
パワーウィップ メインウエポン
ジャイロボール メインウエポン 最遅にしたのでヘッドではなくこちら
宿り木のタネ 雨ナットとしての役割も果たせるように
守る 安定枠 宿り木とのシナジー
ヨプの実 スイッチのカポエラー等にも強気に動けるように

 このPTのメインアタッカーと言ってもいいと思います。基本的にトリルを張って上からどんどん叩いていきます。ウィップの命中90にはかなり泣かされましたがトドンをリンド貫通で落とせるアドのほうを優先しました。ジャイロボールはほとんどの相手に最高火力であてられるのが便利ですね。宿り木のタネは雨と合わせてゾンビ化するのがものすごく強いです。余談ですが、ナットの強さは宿り木のタネがあるからこそで、宿り木切ったナットレイは強いとは思えません。持ち物は対スイッチを重視してヨプの実にしていますが本当なら火力を挙げるアイテムは残飯を持たせたいのですが格闘がかなりの数見られる現環境ではヨプのおかげで勝った試合が多いのではずせません。

ラティオス

個体値 31-x-31-31-31-31
配分 CS252 B4 臆病
採用理由 対霊獣ボルト、ランド 対格闘 対高耐久水タイプ
役割 非トリル下での削り役
流星群 メインウエポン
サイコショック 対バレルや格闘タイプ全般
対高耐久水相手
トリック 対トリパ、害悪
こだわりメガネ 一番火力を上げられるアイテムなので

 今回新しく採用したポケモン。このポケモンは水ロトムトリトドン、霊獣ボルトランドなどのめんどくさいポケモンを眼鏡流星で落とすために採用。雷の枠ですが、今回ニョロトノですらまともに選出する機会がなかったので、変えてもいいかもしれません。ボルトロスと比べた時に劣っている点は、対トルネロス性能、対ズルズキンでしょうか。

 基本的には、カポシャンラティナットを中心に戦います。先発は、カポラティ、カポシャン、ラティシャンデラなどが多かったです。ニョロトノを選出する場合は滅びでの逃げ切りも頭に入れながら展開していくといいと思います。ナットレイで強引に詰ませる展開も強力で、ラティオスの眼鏡流星で相手のHロトムを落としてそのあとナットレイに打点をなくして勝つということもありました。相手の出てくるポケモンをある程度理解できるというアドバンテージはかなり大きく、作業気味に使えるのはいいと思いました。
 ニョログドラナットは、雨維持したいからニョロに雨乞いほしいのに滅びをなるべく採用したいPTというかなり構築を進めにくいPTだと思います。今回、自分は後者を取り前者をあきらめ、その代わり通常天候でもナットレイが動かしやすいようにトリル要素を組みこむこととしました。その結果雨要素をほとんど選出しないPTとなってしまいました。ナットレイが一番強いのは雨下で宿木を巻き終わった後のゾンビにあると思うので、次にニョログドラナットを組むのなら、雨要素を積極的に選出していけるPTを作ってみたいです。